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とある朝
GLASS TOMORROW の旋律が生まれた
この旋律が出来たとき僕は思った
「この曲があれば先に進める」と
日々はきっと ガラスのように壊れやすい
僕がその旋律に救われたように
この音楽が明日へと進む すべての人の
“ 何か” になれたら嬉しく思います
Text by 横山 起朗
GLASS TOMORROW
ピアノを中心に、自身初となる
ヴァイオリンとチェロを取り入れた作品集。
本作は、静的であると同時に力強く奏でられ、
作品の表裏を弾ききっていく。
本作の楽曲は、
旋律を先に作りそこから和声を組み立てていく
手法をとり、より聴く者の深部へと届く。
M1 「 冬の花火」では、
過去を懐かしむような浮遊感のある旋律から始まる。
M3「タイスの瞑想曲」では、
演奏のテンポを落とすことにより、旋律がより冴え、
多くの人に既に聞かれてきた楽曲の新たな豊かさに気づく。
元はソロピアノの作品である
M10「she was the sea -trio ver-」は、
ヴァイオリンとチェロを加えアレンジし、
原曲の純度の高い旋律を生かしたまま、
時の洗礼に耐えうる音楽の強度を高めた。
アルバムタイトルでもある
M11「GLASS TOMORROW」は、
この曲が出来たからこのアルバムを作ったと
横山が言うように、本作の肝心として、繊細に、
そして力強く鳴り響きフィナーレを飾る。
本作では、ヴァイオリニストの根本理恵、
チェリストの鈴木知聖が演奏に参加。
写真は原田教正の作品。
果物たちが明日を待つ人の姿のように見え、
本作 GLASS TOMORROW について、
「この曲が明日を待つ誰かの何かになれば嬉しい」
と語る横山の想いと重なった。
デザインは横山のアルバムやコンサートの
ディレクションを手がける山口明宏。
本作は fete musique と
横山自身のレーベルnagi label との
共同制作でリリースされる。
品番:FETE-013 / nagi-070
タイトル:GLASS TOMORROW
アーティスト:横山起朗
ジャケット・フォト:原田教正
ジャケット・デザイン:山口明宏
フォーマット:CD
〈 Track List 〉
01. 冬の花火
02. sundial
03. タイスの暝想曲
04. 34
05. water
06. fragment
07. turning
08. sopot
09. evening tide
10. she was the sea - trio ver -
11. GLASS TOMORROW
12. 窓の外は移り変わる
https://linkco.re/mFheEHMc?lang=ja
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